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不妊症治療薬の種類を簡単に解説

不妊症治療の種類

不妊治療にもいろいろな段階や治療方法が存在します。不妊の原因が人によって違うのでご自身がどの治療を行うのかは病院を受診し医師の診断を受けてみないとわからないものです。ですが【不妊治療】は長期間の治療になります。

不妊治療をこれから考えている人は治療にはどのような治療があり薬が利用されているのかを知っておくのも大切なのかもしれません。

排卵誘発剤

■シクロフェニル製剤(飲み薬)
脳内の視床下部に働きかけて、ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)の分泌を促してくれます。FSH(卵胞刺激ホルモン)およびLH(黄体ホルモン)の分泌を促してくれその作用により【排卵を助ける】役割や【卵胞の生育】の役割を担ってくれます。

■クロミフェン製剤(飲み薬)
脳内の視床下部に働きかけて、ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)の分泌を促してくれます。FSH(卵胞刺激ホルモン)およびLH(黄体ホルモン)の分泌を促してくれその作用により【排卵を助ける】役割や【卵胞の生育】の役割を担ってくれます。

■アナストロゾール製剤(飲み薬)
アロマターゼの働きを阻害してくれ、エストロゲン(卵胞刺激ホルモン)の分泌を促してくれます。FSH(卵胞刺激ホルモン)およびLH(黄体ホルモン)の分泌を促してくれその作用により【排卵を助ける】役割や【卵胞の生育】の役割を担ってくれます。

上記の製剤以外にも注射タイプの製剤もあります。

排卵をコントロールする薬

■GnRHアゴニスト製剤(点鼻薬)
LH(黄体化ホルモン)の分泌を抑制してくれ、早発LHサージを抑えてくれる役割があります。子宮内膜症の治療薬にも利用されています。

■GnRHアンタゴニスト製剤(注射)
LH(黄体化ホルモン)の分泌を抑制してくれ、早発LHサージを抑えてくれる役割があります。GnRHアゴニスト製剤に比べるとこちらの方が速効性があるので試用期間が短くて済むのが特徴です。

■アナストロゾール製剤(飲み薬)
アロマターゼの働きを抑えてくれることにより、エストロゲン(卵胞ホルモン)の産生を抑制してくれます。この薬剤は排卵誘発を目的として利用されることも多い薬です。主に閉経後の乳がん治療に使用される薬です。
薬の効果作用によって下垂体から出るホルモンを抑制(コントロール)しながら卵胞を育てる為のホルモン注射をし複数の卵胞を育成する方法です。この方法を【アンタゴニスト法】と【ロング法】といいます。

排卵促進薬

■hCG製剤(注射)

LHサージの代用として使用する薬です。(約36時間後に排卵がおこるといわれています。)

黄体化ホルモン(LH)に似た作用があるホルモンで卵胞(成熟した)に「破れなさい(排卵しなさい)。」という命令に使用したりします。また、排卵後に出来る黄体機能を維持することにも使用される大切な役割を持った薬です。

通常この薬を使用する場合、目的によって使用量が異なってきます。卵胞を排卵させたい場合に使用する量としては5000単位を使用しますが、まれに10000単位またはそれ以上の使用をする場合もあるようです。

しかしながら、多数(複数)の卵胞が成熟している場合にこのhCGを使用してしまうと【卵巣過剰刺激症候群】になってしまうことがあるようで使用する際には慎重に使用しなくてはいけない薬剤です。

この薬剤は医師がしっかりと個人の症状を把握し必要な人に対して行われるので医師の判断の下であれば心配ないでしょう。

女性ホルモンを拡充する薬

■エストラジオール製剤(飲み薬・貼り薬)
エストロゲン(卵胞ホルモン)の欠乏や低下がみられる症状の場合に、卵胞ホルモンを補うことで卵巣の機能を助けてくれます。この薬を服用すると子宮内膜を厚くしてくれます。主に更年期障害の治療薬として使用されています。

■黄体ホルモン製剤(飲み薬・膣座薬・注射)
子宮内膜を着床しやすい状態にしてくれ子宮内の状況を整えてくれます。この薬は主に黄体機能不全の治療に使用されています。

■ピル製剤(飲み薬)
排卵を抑えてくれるお薬です。この薬は主に卵巣機能不全・月経異常・月経困難症・子宮内膜症の治療に使用されています。

女性にとって女性ホルモンはとても大事なホルモンですが、人によってはこの大切な女性ホルモンが正常に生成されていなかったりしている場合があります。その場合【妊娠】を望んでいる女性には改善しなくてはいけない症状となるのです。

ホルモンを拡充する薬をうまく利用して女性ホルモンのバランスを整えましょう。

男性機能を回復させる薬

■メコパラミン製(飲み薬)
乏精子症(精子の数が一般よりも少ない症状)の改善を目的として使用されることの多い薬です。細胞の機能や発育、血液産生と関わりのとても深いビタミンB12を補うことができます。この薬の作用は末梢神経に対する効果が強いとされています。

■カリジノゲナーゼ製剤(飲み薬)
この薬の作用は血管を広げて血流を良くする(血行促進)効果があります。主に造精機能を高める為に使用されることの多い薬になります。

■クロミフェン製剤(飲み薬)
男性ホルモンの分泌を促してくれる作用のある薬です。主に造精機能を高めるために使用されることの多い薬になります。

■recFSH製剤(注射)
この注射は低ゴナトロピン性男子性腺機能低下症(Kallmann)の治療に使用される薬です。遺伝子組み換え型のFSH製剤となっています。

排卵検査薬

【排卵検査薬】とはどのような仕組みなのでしょうか。黄体形成ホルモン(LH)は普段から誰でも少量分泌していますが、卵子が成熟した頃(排卵期)に、LH分泌量が急激に増加することにより、その急上昇によって排卵がおきるのです。

【排卵検査薬】は、この排卵が起こる直前に発するLHの分泌の急上昇(LHサージ)を確認することで反応するものです。 一般的にいうと、尿中のLH濃度の上昇が開始しはじめてから約36時間以内に排卵するといわれています。

【排卵検査薬】の陽性反応(LHサージの確認)によってこのピーク時を知る事で排卵日を把握するという方法です。【排卵検査薬】は、タイミング法(自然妊娠に近い方法)での妊娠の確率を高めたい方や、産み分けをしたいと思っていて挑戦したい方にオススメする検査薬です。

【排卵検査薬】は一般的な薬局やドラックストアで販売しています。市販で買うことが可能なので挑戦してみても良いかもしれませんね。

妊娠検査薬

【妊娠検査薬】は妊娠ホルモンと呼ばれるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)を尿より検出する事で妊娠しているかどうかを判定してくれる検査薬です。女性は妊娠する体にさまざまな変化が現れます。

そのなかのひとつとして赤ちゃんが成長するために絶対に必要な胎盤が作られます。妊娠中に胎盤はとても重要とされるさまざまなホルモンを分泌する器官となり、この胎盤から分泌されるホルモンにhCGが含まれています。

妊娠するとこのhCGが胎盤からの分泌が活性化して尿から検出されるようになります。hCGが含まれている尿でがでている時に【妊娠検査薬】を使用するとhCGが検査薬に反応して【妊娠】しているかの判断が可能ということになります。

ですが妊娠が成立して間もない場合は、市販の【妊娠検査薬】で検出されないこともあります。一般的な薬局やドラッグストアで販売している【妊娠検査薬】はほとんどのものが生理予定日1週間後から反応する検査薬が主に売られているようです。

まとめ

【不妊治療】は子供が欲しくても授かれない人にとっては避けて通れないものでしょう。「自然にできるはず。」と思っていても正常な男女が避妊をしないで2年妊娠しない場合は【不妊症】と判断されます。

【不妊治療】は病院に通う1歩さえ出せたら意外に早く赤ちゃんを授かることができるかもしれません。自分の体がどのような状況なのか1度病院で診察してみるのも良いのかもしれません。

不妊に悩んでいる皆さんにもかわいい赤ちゃんが授かることを祈っています。